日本人にとって欠かせないもののひとつ…それは温泉!
浸かるだけで肌がツヤツヤになり、疲れがとれたりと本当にリフレッシュできますよね!
日本にはたくさんの有名な温泉がありますが、「おんせん県」といえばやっぱり大分!
今回は、「おんせん県おおいた」出身の私が大分を代表する人気2大温泉の別府温泉と湯布院温泉を徹底比較!
どちらが女子旅にオススメなのか、リサーチしていきたいと思います。
別府温泉と湯布院温泉、いろんな泉質を楽しむならどっち?
別府温泉と湯布院温泉はともに人気の温泉地。
大分市内から車でアクセスすると別府市までが約30分、湯布院町までは高速道路を利用して約1時間程度です。
お互い隣り合わせにある温泉地ですが、別府市は海側にあり、湯布院町は山側にあるので、泉質はもちろん、ロケーションも異なっています。
それではそれぞれの泉質をご紹介していきますね!
湯布院温泉
まず湯布院温泉から。
湯布院のお湯の特徴はのクセのないさらっとしたお湯。皮膚病や肌荒れなどに効果があるといわれています。
湯布院には852本もの源泉があります。そのほとんどは無色透明ですが、中にはなんと青い色をした温泉が!
この青い温泉は「食塩泉」というもので、保湿効果のあるメタケイ酸が含まれているため入浴後は肌がツルツルしっとりに!
そのため「美肌の湯」とも呼ばれています。
湯布院にいくつかある「青い温泉」のなかでも、特に私がオススメするのが「束ノ間(旧:庄屋の館」という温泉のお湯。
実はここのお湯に含まれるメタケイ素は日本トップクラスの含有量なんですよ。
大人1名800円で立ち寄り湯もOKなのでぜひ訪れてみてくださいね。
ちなみに、「束ノ間」には貸切露天家族風呂もあるので、気の合う仲間たちと、人目を気にせずのんびり温泉に浸かるのもいいですね。
別府温泉
次に別府温泉をご紹介しましょう。
別府温泉は、湯量・源泉数とも日本一!
町のいたるところから、もくもくと湯煙が上がりその迫力はここ別府でしか目にすることができません。
ちなみにこの湯煙は夜になるとライトアップされるので、昼間とは違った幻想的な風景が楽しめますよ。
別府には大きく分けて8箇所の温泉地があり、別名「別府八湯(べっぷはっとう)」とも呼ばれています。
この8箇所、なんとそれぞれに泉質も効能も異なるのです!
ひとつの地域から、いろんな種類の泉質が湧くのはとてもめずらしいことなんだそう。
地球上にはおよそ11種類の泉質があるそうなのですが別府だけでそのうちの8種類が!
別府温泉では地球にある泉質のほとんどを体験することができるなんて、驚きですよね。
さすが温泉の王・別府!
「別府に行けば、自分好みの湯に出会える」とも言われますが、それもそのはずです。
旅行中に8種類の泉質全てに入り、その特徴の違いや、効果を比較しても楽しいかもしれませんね。
ちなみに私がオススメする温泉は別府市内でもかなり山手にある「明礬(みょうばん)温泉」!
全国でもめずらしい硫黄泉の白濁湯で、体を芯からあたため、血行を良くし、美肌効果があります。
お風呂を出たあとは、体がぽかぽかして肌がしっとりするんですよ。あまりに心地良くてずっと肌に触れていたいような気持ちになります。
温泉の底に沈む泥をすくって、泥パックのように肌に塗るのもオススメです!
ただし、明礬温泉は硫黄独特のニオイがするので苦手だという方も多いかもしれません。
いろいろな泉質を楽しめるのはどちらか、という点で見れば、この勝負、なんといっても8種類の泉質を楽しめる別府が一歩リードという感じですね。
せっかくだから観光も楽しみたい!見所が多いのはどっち?
別府と湯布院を訪れたなら、観光もしっかりと楽しみたいですよね!
今度は2つの温泉地を観光の面から見ていきましょう。
別府温泉
まず、別府の観光といえば、一番有名なのが「地獄めぐり」です。
温泉が吹き上がったり、ボコボコと湧出する姿が「地獄」のようだったことから、こう呼ばれるようになりました。
「温泉を見て歩くなんて、つまらなそう」と思うかもしれませんがこれがけっこうおもしろい!
泉質や湧出の条件がことなるだけで温泉の色や吹き出し方が変わってくるので、なかなか見応えがあります。
大人1名2000円の「地獄めぐり共通券」を購入すれば海地獄、血の池地獄、龍巻地獄など7種類の地獄を自由に見て回ることができますよ。
ちなみにチケットをお得に買えるウラ技をひとつご紹介。
それは購入の窓口で、「別府地獄組合」のホームページを見せること!なんと定価より10%オフで購入できちゃいます。
●別府地獄めぐり公式サイト(別府地獄組合)のHPはこちら
⇒http://www.beppu-jigoku.com/
他にも別府には、ケーブルカーに乗って行く遊園地の「ラクテンチ」や波の出る屋内プールがあるスパリゾート「杉の井ホテル」など、グループで遊べる場所が多いのが魅力です。
●ラクテンチHPはこちら
⇒https://rakutenchi.jp/
湯布院温泉
湯布院はというと、どちらかといえば、落ち着いた大人の女子旅向き。
別府のような大型施設はありませんが、おしゃれなカフェや雑貨屋さんが大充実!
湯布院には「金鱗湖」という湖があるのですが、JR由布院駅から金鱗湖までは、徒歩約25分。
しかも金鱗湖に行くまでの道中には、ピクルスの専門店やはちみつの専門店など、ちょっと立ち寄りたくなるおしゃれなお店がたくさんあり、そぞろ歩くにはバツグンの場所です。
ちなみにこの金鱗湖の湖畔には、画家のマルク・シャガールの美術館があり、アートも楽しむことができます。
ワイワイはしゃぐなら別府、お店めぐりを楽しむなら湯布院、という感じですね。
旅の楽しみと言えばやっぱり食事!おいしいスイーツが食べられるのはどっち?
旅といえばやっぱり「食」。ある意味、旅のメインといっても過言ではないくらい何を食べるかは重要なことですよね。
その中でも、私たち女子にとって大事なのがスイーツ!
ここでは、別府、湯布院で食べられるおすすめ絶品スイーツをご紹介したいと思います。
湯布院温泉
湯布院はオシャレな温泉地というだけあって、こだわり抜いたスイーツに出会えます。
何と言っても私のオススメは「Nicol(ニコル)」の甘みがつまったアップルパイです!
この「Nicol」というのは「玉の湯」という旅館が運営するカフェ。この旅館は芸能人がお忍びで訪れるほど人気で予約が取れないことでも有名です。
そこのパティシエがこだわり抜いたアップルパイはなんと普通のアップルパイとちがって薄い!
薄いパイ生地の上に、薄くスライスされたリンゴが何枚も何枚も敷き詰められており、その濃厚な甘みといったら、言葉では表現できません!
手入れされた雑木林の中にある「Nicol」。アップルパイを味わいながら、これ以上ない上質なひとときを過ごせます。
●玉の湯(Nicol)のHPはこちら
⇒https://www.tamanoyu.co.jp/publicspace/index.html
別府温泉
さて、では別府はどうなのか、と言うと。
別府には温泉の蒸気を利用した「地獄蒸し」や「地獄温泉たまご」がありますが、ぜひ味わっていただきたいのがこれ!
「岡本屋」の地獄蒸しプリン!
…「地獄」押しがハンパないですが。
この「岡本屋」は明礬温泉を代表する老舗旅館で、軽食やスイーツを味わうことができます。
特にこの「地獄蒸しプリン」は温泉の蒸気で蒸し上げているため蒸気に含まれる温泉のミネラルが吸収され、濃厚な味わいに!
そこにカラメルのほろ苦い甘さが加えられ、どこでも味わえない魅力的な逸品になっています。
抹茶キャラメルやコーヒーなどの味もありテイクアウトもできますよ。
●岡本屋HPはこちら
⇒http://www.jigoku-prin.com/index.html
スイーツ対決はどちらも魅力的ですね!
番外編:別府・湯布院だけじゃない!おんせん県おおいたのおすすめ温泉
大分の温泉といえばやはり別府と湯布院が有名なのですが、この他にも人気の温泉がたくさんあります!
せっかくなので、イチオシの温泉をいくつかご紹介しておきますね。
長湯(ながゆ)温泉
久住山の麓という山あいにある長湯温泉。
とても小さい町ですが、ここの魅力は炭酸ガスが豊富な「炭酸泉」。
気泡が目立つほどの炭酸泉は、美肌はもちろん、疲労回復や神経痛にも効果があります。
炭酸が肌の上でプチプチと弾けるので、ちょっとくすぐったいような、心地良いような
不思議な感触を楽しめますよ。
日田温泉
古くから「水郷・日田」と呼ばれるほど水資源に富んだ日田。
市内をながれる三隈川沿いに広がる温泉街では屋形船で川下りを楽しむことができます。
温泉の効能は神経痛や疲労回復。
夏場は釣りや川遊びも人気です。
玖珠(くす)温泉
玖珠温泉には、「モール泉」という植物由来成分を含んだ温泉があります。
このモール泉は最近発見された温泉で、温泉愛好家の人たちの間でも話題になっています。
ツルツルした飴色のお湯が肌に優しくリフレッシュ効果がありますよ。
まとめ
女子旅で行くなら、温泉、観光、グルメとぜんぶ楽しみたい!
そんな願いを叶えてくれるのが別府温泉と湯布院温泉だと思います。
この2箇所は、1時間もあれば行き来することも可能なので、迷ったら「どっちも行ってみる!」というのもアリかもしれませんね。
魅力的な温泉地・別府&湯布院。ぜひ一度足を運んでみてくださいね。