「○○というていで~」の「てい」とは?どういう漢字を使うの?

先日、わが家に来た業者さんと話をしていた時のこと。

もう打ち合わせも終盤に近づいたタイミングで業者さんがこう言いました。

「ではそのようなていで進めさせていただきますね」

すぐに「わかりました」と返答したものの、私の頭の中には、ある疑問がぐるぐると回り始めました。

「“てい”って何?」

今まで気にしたことがありませんでしたが、そういえばちゃんとした意味も分からず、雰囲気で使っていたことに気づきました。

そこで今回は、私が感じた素朴な疑問。「てい」という言葉について調べてみたいと思います。

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「てい」を漢字で書くと「体/態」?その意味や使い方とは

「○○のていで~」の「てい」について、まず辞書を引いてみました。

何かいい手がかりはないものか…

そう思いながら「てい」の欄を見てみると、そこには「体/態」と2つの漢字が書かれているではありませんか!

なんと「てい」を表す漢字には2種類あるということがわかったのです!

まず「体」を使う場合。

この場合は、どちらかというと「見た感じの様子」を整えるときやその雰囲気を伝えるときに使うようです。

たとえば…

「あの女性は学生のようなていをしているが、小学生の子どもがいる」

つまり、この文章では「学生のような若々しい見た目・雰囲気」を伝えたくて「てい」を使っていることがわかりますね。

他にも「還暦のようなてい」「善人のようなてい」などいろんな言い方ができそうです。

そしてもうひとつの漢字「態」。
この場合は、「状態」や「状況」を表す時に使うことが多いようです。

たとえば…

「私はみんながすでにそのことを知っているというていで話を続けた」

この文章では、「私」の話を聞いている「みんな」の中にはもしかしたら「そのこと」を知らない人もいるかもしれないのに「知っている状態」として、話を続けたことが表現されています。

……こんなふうに説明しようとすると、ちょっとわかりにくくなってしまいますね。

文字で書くときは…

文字にするときは、ひらがなで表記することが無難なようです。

「体」を使うのか、それとも「態」を使うのか。

漢字で書こうとするとけっこうややこしくなってしまいますもんね。

どちらの漢字でもそう意味は違わない雰囲気なので、余計迷う⇒だったらひらがなにしとけ って感じなのでしょうか?(笑)

「ていで~」に似た他の言い回しはどんなものがある?

「てい」に似た言い回しは、他にどのようなものがあるのでしょうか。

いくつか代表的なものを見つけたので、先ほどの文章を書き換えながらご紹介したいと思います。

「○○のような雰囲気」
「あの女性は学生のていをしているが、小学生の子どもがいる」
→「あの女性は学生のような雰囲気をしているが、小学生の子どもがいる

「○○のような様子」
→「あの女性は学生のような様子をしているが、小学生の子どもがいる」

「○○という態度」
「私はみんながすでにそのことを知っているというていで話を続けた」
→「私はみんながすでにそのことを知っているという態度で話を続けた」

「○○というフリをして」
→「私はみんながすでにそのことを知っているというフリをして話を続けた」

まとめ

「てい」という言葉。

日常的にはよく知っていて、もちろん使っていた言葉でしたが、こんなふうにしっかり向き合って、調べてみたのは初めてだったのでとてもおもしろく感じました。

言葉って、意味がわかった上で使えるとちょっと賢くなったような気持ちになりますね。

みなさんの身近にも「当たり前のように使っているけど、実は意味を知らない言葉」はありませんか?

こうやって調べてみると、モヤモヤもスッキリ!次は子どもたちに、この「てい」の意味を教えてあげたいと思っています。

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