「ごまをする」の由来は?意味や使い方解説

人に気に入られようとふるまうことを「ごまをする」と言いますよね。
では、どうしてごまをするのが、そういう意味になるのかみなさん知っていますか??

今回は、「ごまをする」の意味や由来について調べてみたいと思います。

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「ごますり」の意味は?なんでそうなったの?

「ごまをする」とは、自分よりも目上の人に合わせて相手を持ち上げたり、お世辞を言ったりおべっかを使ったりしてよい印象を与えて、自分が気に入られようと立ち振る舞うことをいいます。

ごまをする人のことを「ゴマすり」とも言います。

これは、ゴマをすり鉢ですった時の状況を比喩して生まれた言葉です。

すり鉢で丁寧にゴマをすると、粒が割れ、しだいに油が浮き出てきてしっとりとした感じになります。

そしてすり鉢の溝にはまり込んだりべったりとすり鉢の肌にくっついたりしますよね。

この「ベタベタとくっついた」状況が、相手に媚びた様子と似ているというわけなのです。

私はてっきり、上司などにごまをするときの手をすり合わせたり揉んだりするポーズからきているのかと思っていました。。

「ごまをする」の類語は?似たような言い回し

「ごまをする」という言葉の意味、由来をご紹介しましたが、では、それに似たような言葉はどんなものがあるのでしょうか。

ごまをするの類語や、「ごまをする」というような意味をもつ言葉は外国でも使われているのか?ご紹介します。

「ごまをする」の類語

  • おべっかを使う(言う)
  • 媚びる、媚びへつらう
  • 機嫌をとる
  • 顔色を伺う
  • ペコペコする
  • ヨイショする

英語では?

英語で「ごまをする」と同じ意味で用いられる言葉には、「りんごを磨く」というのがあります。

これは子供が先生に気に入られるために、りんごをピカピカに磨いて渡したことが由来だと言われているそうですよ!

中国では?

そして中国では「馬の尻をたたく」という言葉があるようです。

昔、中国で馬は大切な財産のひとつとして扱われており、馬を連れた人とすれ違うときに、かるく相手の馬のお尻をたたくことが礼儀とされていたそうです。

そのときに、おおげさに「いい馬ですね~」なんて褒めて持ち上げるようなことを言っていたのでしょうか。

番外編:「ごまをする」のような食べ物を使った言葉

ごまと同じように、何かを表す様子を食べものを使って例えた言葉を集めてみました。

油を売る

「油を売る」とは、仕事の最中に人目を盗んで怠けることを言います。

食べ物を使った言葉と書きましたが、この言葉の場合は、食用油ではなくて整髪用の油のようですね。

江戸時代、髪に塗る油を売る商人が、油を移し替える間にお客さんの女性と世間話などをしていたのが、怠けているように見えたことからきているそうですよ。

かまととぶる

「かまととぶる」とは、誰もが知っているようなことなのに、知らないふりをして、無邪気に見せることを意味します。

ちなみに、かまとととは、かまが蒲鉾、ととが魚を意味します。

本当は知っているのに、「かまぼこって魚からできてるんですかぁ~?」とすっとぼけて男性の気を引こうとする女性の様子が目に浮かびます(笑)

ウドの大木

「ウドの大木」とは、体ばかりが大きく役立たずなものを意味します。

春の山菜として知られるウド。

若芽を食べますが、大きくなりすぎると食用としては適さず、また、成長すると木のように大きくなるにも関わらず、柔らかくて弱いので、建築資材としても使うことができないことからきています。

絵に描いた餅

「絵に描いた餅」とは、形はあるものの実際には何の役にも立たないことを意味します。

どんなにおいしそうなおもちの絵でも、実際に食べられるわけではありませんね。同じように、どんな立派な計画や目標でも実現する可能性がなければ意味がないというようなことを表します。

お茶の子さいさい

「お茶の子さいさい」とは、容易にできること、たやすいことを意味します。

お茶の子とはお茶と一緒にだされるお菓子のこと。

ちょっとしたお菓子なのでお腹にいっぱいにはならない、簡単に食べられるということからできた言葉です。

さいさいは、「よいよい」「おいおい」のようなはやしことばのようです。

まとめ

今回は、ごまをするの意味や、同じような言い回しを調べてみました。

また、ごまのように食べものを使った言い方がたくさんあって、日本語ってなかなかおもしろいなあと思いました。

みなさんも、食べ物に例えた言葉をぜひ探してみてくださいね!

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