和食の代表・煮物。
季節の野菜や厚揚げ、お肉や魚など何でもOKのスーパー調理法!
家庭の分だけ味付けや、調理法などさまざまです。
ただ、煮物の味付けって、本当に難しい!
ちょうどいい感じに味付けしたものの、時間がたったら、味がしみこみすぎて辛くなったり、濃すぎたり。
かと思えば、砂糖をいれすぎて甘くなってしまったり。
でもそんな失敗した煮物ももったいないので、処分なんてできません!
味が甘すぎたりしょっぱすぎたりした場合、リカバリー(修正)することができたらいいですよね。
そこで今回は、煮物の味付けに失敗した時のリカバリー方法を探ってみたいと思います!
煮物が甘くなりすぎた時の修正方法
私の「煮物レパートリー」の中で「甘くなっちゃった!」と焦ることがあるのが「肉じゃが」です。
「肉じゃが」って、砂糖を入れると見た目にも照りがでて、美味しさが倍増しますよね!!それでついつい砂糖を入れすぎてしまいます…。
そんな時、母にSOSをして教えてもらったのが「七味を入れる」という方法。
七味を入れることによって、味にアクセントが付き、甘さが目立たないようになるんだとか。最初は半信半疑でしたが、やってみると意外とおいしい!和食なので、七味はぴったりです。
他にも、「タバスコ」を入れるという方法があります。
これは私もやったことはありませんが、人気の番組「世界一受けたい授業」でやっていたそうですよ!
ゲストの皆さん、最初は疑いの目を向けてまるで罰ゲームのように感じていたようなのですが、食べてみると全員が「おいしい!」との反応。
やはり甘いものには辛いものを入れるのがいいのでしょうか。
あとは、「煮汁を少し捨てて水を差し、煮なおす」という方法も。
全体的に甘みが落ち着いて、なじんでくるそうです。
煮汁を捨ててしまうのはなんだかもったいない気がするので、ごはんを炊くときに、刻んだにんじんやしめじなどと一緒に入れて炊き込みごはんにしても美味しそうですね!
煮なおす場合は、逆に味が落ちてしまわないよう少量ずつ水を入れ、味見をしながら判断してくださいね。
逆に煮物がしょっぱくなったらどうする?
甘くなりすぎた煮物のリカバリー方法はわかりました。
それでは逆に、しょっぱくなりすぎた場合はどうしたらいいのでしょうか?
この場合、慌てて水で薄めるのは厳禁です!
なぜなら、味がぼんやりして、美味しくなくなってしまうから。
では一体どうしたら良いのかというとその方法は3通りあります。
◆薄くした出汁を入れて、煮なおす
まずしょっぱくなった煮物をだし汁から取り出し、薄くした出汁で煮なおします。
そうすることで、具材にしみこんだ濃い味がしみ出してくるそうです。
そこから味見をしながら、味を調整していけばリカバリーすることができます。
◆水分の多い具材を入れる
「水」だけを入れるのは厳禁ですが、糸こんにゃくやきのこなど、多くの水分を含んだ食材はOK!
水分とともに、うまみを出してくれるのでちょうどいい味わいになるようです。
◆日本酒と水を1:1にしたものを入れる
薄くした出汁も、水分を含んだ野菜も見当たらないというときの救済策がコレ!
水と同量の日本酒を加えることで、単に薄くならずうまみがでて、おいしくなりますよ。
しょっぱくなった場合は、この3つの方法で乗り越えられると思います!
まとめ
「料理上手かどうかは、煮物を食べればわかる」
奥が深い煮物。だからこそ納得いく味付けができるようになるまでは試行錯誤の連続ですが、そのくりかえしで「わが家の味」というものができていくのかもしれません。
でも万が一、失敗した場合は、今回の方法をぜひお試しくださいね。